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勉強会リポート

​ドレスデン管弦楽団のチェロ奏者、クレメンス先生をお招きして、

2021年8月17日(火)、新所沢公民館で勉強会が行われました。

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​1年生 

「Mr. Bass」「Cello Fidller」「Ein Finger Rock」

先生がとても大きいことにまず驚いていました。手でリズムを取ってくれてわかりやすかった。音楽を通じて言葉がわからなくても時間を共有できたことが刺激になったようです。(Ki・1年)

 

クレメンス先生のレッスンはどうだった?と聞くと、「分かりやすかった」との事でした。本人は英語が分からないので「僕英語分からないよ?」と、始まるまで少し不安もあったみたいですが、日本語とジェスチャーでレッスンも分かりやすく集中出来たみたいです。(To・1年)

2年生~4年生

「カプリオール組曲」ウォーロック作曲

曲の説明で、「ゆるやかなところから、警察が見張ってる様にパッと切り替える」っていう説明が面白かったし、わかりやすかったです。(Sa・2年)

昨日はていねいにおしえくれてありがとうございました。(足踏みでリズムをとるのは恥ずかしくてやりたくなかったけど)日本語も上手で、おもしろい所もたくさんあって楽しかったです!また会いたいです!ダンケシェーン!(Ha・3年)

 

ビブラートの仕方を教えていただき、家でやってみたらできるようになりました。表現の仕方や物語(曲の背景)をわかりやすく教えてもらい少し弾きやすくなりました。(Yu・4年)

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​5年生~中学生

「ルーマニア舞曲」 バルトーク作曲

僕の事を覚えててくれて嬉しかったです。「ルーマニア舞曲」で、5・6・7番目の強弱・アクセントの付け方についての説明がわかりやすくて、曲のイメージが湧きました。(Ch・6年)

クレメンス先生の指揮は、強弱が見ているとわかって、とても楽しく表現できました。「ルーマニア舞曲」でアクセントやスフォルツアンドを「子供がギャーギャー怒る」というのがわかりやすかったです。またいつか教えてもらいたいです。(Mi・5年)

困っていることを質問させていただいて、とても良い答えがもらえました。難しい曲を乗り越えるために、我慢して何回も何回も練習することが大切だとわかりました。クレメンス先生や美羅先生からもらった答えを活用して、今後いろんな曲が弾けるように努力していきたいです。(Si・中学1年)

クレメンス先生は低学年の子にも高学年の私達にも差をつける事なく平等に教えてくれました。小さな子だからと、手を緩めないのはすごいなぁと思いました。(Nt・中学1年)


演奏方法を教えてくれるときに、面白い例えで教えてくれて楽しかったです。曲の表現の仕方が、よくわかりました。(Nm・5年
 

一時は中止かオンラインかと迷いましたが、クレメンス先生が「子供たちには、顔と顔を合わせた方が伝わるものが多い。」と時間短縮での対面を了承してくださいました。子供たちが感想で書いてくれているように、表現について、大変学ぶことが多い勉強会となりました

私たちにとって、アクセントやスフォルツァンドの表現は日常的にあまり身近ではないので、どうしても「そう書いてあるから強く弾く」となりがちでした。ところがクレメンス先生は、「カプリオール組曲」では, '<'と'sf 'が生まれてくる正にその現場に私たちを連れて行って、どうやってその表現が生まれてくるのか、なぜ生まれてくるのか、その必然性までも、イメージを通して伝えてくださいました。子供たちの音楽が急に立体的に立ち上がってくるのを感じ、表現というのはこういうものなんだと、みんな理解したと思います。「ルーマニア舞曲」では、身近な人たちの日常生活から出てくる生の感情をユーモラスに描写してくださり、それが子供たち自身の経験と重なり、非常にリアリティを持って、子供たちに伝わったようでした。

最後に、クレメンス先生は子供たちに、「あなたたちの美しい音が大好きです。」とおっしゃいました。子供たちの出す音は、子供たちの心の声なのだとあらためて感じました。

今回は夏休み中の開催となり、都合がつかず参加できなかった子供たちにも、今回学んだたくさんのこと伝えていけたらと思います。そしてこのような状況下で、バンビーニを支えてくださった役員はじめお母様方、子供たちをクレメンス先生に会わせてくださった美羅先生、本当にありがとうございました。

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